内臓脂肪型肥満の人には、運動をほとんどしていないケースが多くみられます。
また男性の場合には、タバコを吸っている人も少なくありません。不規則な生活や、ストレスの多い仕事をしている人も多いもの。
生活の中からこうしたリスクを少しでも減らし、血圧や血糖値などを適正にコントロールすることを心がけましょう。
自分では普通に食べているつもりでも、30歳を超える頃から日常の消費エネルギー内臓脂肪を減らすには、ウォーキングやアクアサイズ(水中運動)、軽めのジョギング、エアロバイク(固定式の自転車こぎ)などの有酸素運動が適しています。
ただし、メタボリックシンドロームの場合は、すでに血圧や血糖値などが高く、動脈硬化を起こしている可能性もあります。
いきなり運動を始めるとかえって危険なこともあるので、かならず医師に相談してから始めるようにしましょう。
運動の基本は有酸素運動ですが、心臓や血管にあまり負担をかけない軽めの運動…たとえば散歩やウォーキングなどから、少しずつ始めるようにします。
いままで運動をまったくしていなかった人にとっては、散歩やゆっくりしたウォーキング程度の運動でも、続けると効果があります。
大切なことは、少しずつでもいいので、できるだけ毎日続けることです。血圧や体脂肪率などを自分でも測定しながら運動を続けると、効果が確認できて励みになります。
喫煙は、血管を収縮させるだけでなく、活性酸素を増やし、動脈硬化を促進する大きな要因となります。メタボリックシンドロームそのものを悪化させる要因でもあると言われているので、本数を減らすか、できれば禁煙をしましょう。
知らないうちに、ストレスで緊張する毎日を送っていませんか?ストレスは血圧を上げるだけでなく、血管を収縮させ、心疾患の引き金ともなると言われています。ストレスを感じたら、リラックスできること、楽しめることを見つけ、早めに発散するようにしましょう。
笑うと、リラックスできるだけでなく、免疫細胞が活性化され、がん予防につながる可能性があると言われています。
それだけでなく最近のいくつかの実験から、笑いには、自律神経のバランスをよくして血圧を下げたり、さらには食後血糖値を下げたりと、総合的な効果があることもわかってきています。
テレビのお笑い番組を見たり、落語のテープを聴くなど、自分の好きな笑いを日常生活にとり入れてみましょう。
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