リフレクソロジーとは、足にある反射区に刺激を加えることにより、その対応する器官や部位を活性化させる方法です。
反射区とは、足の裏や甲にあり、身体の器官や部位とつながる神経が集中している箇所のことを言い、親指が頭、小指の付け根が肩、かかとが腰など、また、右足は右半身、左足は左半身と対応しています。
また、足は第2の心臓といわれています。
それは、血液が心臓から全身に送り出され、心臓から最も遠い足に達すると、足の血管の収縮・弛緩により心臓に戻るからです。心臓以外に血管が収縮・弛緩するのは足だけで、足には心臓同様の血液循環を促すポンプ作用があるので「第2の心臓」と呼ばれています。
リフレクソロジーは、その「第2の心臓」に働きかけ、血液やリンパの流れをスムーズにし、対応している臓器・器官を元気にすることで、疲労改善やストレス解消、体全体の調子を整えるなどの効果が期待できます。
リフレクソロジーは、中国や台湾などで普及している「東洋式(台湾式)リフレクソロジー」と、アメリカ・イギリス・フランスなどで普及している「西洋式(英国式)リフレクソロジー」に大別されます。
この東洋式リフレクソロジーと西洋式リフレクソロジーは、伝達経路が違ったものの起源はどちらもアメリカと同じもので、施術の大きな違いは刺激の強さだけとなっています。
元来、東洋人は、「良薬口に苦し」という言葉があるように「痛みの強いものほど効く」という考えがあり、強い刺激を好む傾向にあります。
そのため東洋式リフレクソロジーは指の関節や棒を使い、時には激痛をともなう程の痛みで施術を行います。
対して、西洋人は「痛みはストレス」と考え、もともと撫でるような刺激を好む傾向にあるため、指の腹を使って撫でるような刺激で施術を行います。
リフレクソロジーと足つぼが同じものだと思われることがありますが、実際はまったく異なるものとされています。
例えば、リフレクソロジーで刺激する反射区は"面"でとらえているのに対し、足つぼは、つぼ(経絡経穴)という"点"でとらえます。他にも色々違いがあり、まったく違った考えから、成り立ったものなのです。
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